KPMG Logo

職員紹介

LIFE at KPMG ~ KPMG で働くということ ~

初瀬川 真紀 Maki Hatsusegawa

国際事業アドバイザリー
アシスタントマネジャー

2011年入社。大手通信会社で法人営業として活躍した後、専門職に憧れてUSCPAを取得、KPMGに入社する。趣味は最近始めたばかりのサーフィン。まとまった休みが取れた時は、海外に出かけて波乗りをすることもある。

KPMG税理士法人スタッフ

日本、米国、中国。それぞれの税務当局と対峙するダイナミックさがある。

My work at KPMG

KPMG税理士法人での仕事

多国籍企業における国際間取引の際、移転価格に係るリスクを未然に防止するために将来年度における国外関連者との移転価格の算定方法について税務当局から事前に合意を得ることがあります。これをAPA(事前確認制度)と呼びます。現在私はAPAのプロジェクトに複数携わっており、中でも米国子会社との取引を行う日系クライアントを多く担当し、クライアントや日本の税務当局に対する窓口を担い、KPMG米国事務所と連携してプロジェクトを推進しています。事案によって異なるものの、二国間APAの場合、両国の税務当局が合意に至るまで3年の期間を要するケースがほとんどですので、非常に息の長い仕事になります。
また、APAの中でも二国間APAの場合は日本の税務当局と相手国の税務当局との交渉になり、一国内APAの場合には日本の税務当局のみとの交渉となります。私はいずれのプロジェクトも担当していますが、同じAPAとはいえ相手税務当局の存在有無によって交渉の戦略を変える必要があり、加えてクライアントが置かれている状況や主張も異なるため、同じAPAというプロジェクトであっても求められる対応は変わってきます。もちろん税務当局側も、納税者の主張と異なる見解を示してくることがあるため、互いに合理性や正当性を主張し、綱引きのように議論を重ねていくことになります。その中でプレーヤー全員がどう考えているのかしっかり把握し、互いに納得できる着地点を見出して議論を進めていくことがKPMGには求められます。また、様々な利害関係者がいるプロジェクトのため主張を裏付けて説得力を持たせるデータや情報の分析を行うことも大事な仕事です。企業経営において移転価格リスクによる不確実性を未然に防止できるような環境を作り出すと同時に税務当局との良好な関係を築いていく、そんな状況を目指しながら、私たちは移転価格のプロフェッショナルとしてAPAを進めています。
最近は中国の税務当局と関わるケースも増えてきました。中国と米国では移転価格税制の執行状況が違うのはもちろんのこと、文化や商習慣、経済や産業の成熟度合いも大きく異なります。そうした違いを認識しながら、交渉相手国に応じた戦略やアプローチを考えてAPAの合意を実現していくことに私たちの価値があり、移転価格コンサルタントはまさにグローバルな税の動きを感じられるダイナミックな仕事と考えます。

My Day at KPMG

ある1日のながれ

タウン

AM 出社

出社

夜間に海外から問い合わせのメールが届いているので、午前中はその対応に追われます。APAの進め方について米国の税務当局から寄せられたリクエストへの対応を議論したり、提出したデータに対する問い合わせに応えたり。時間があっという間にすぎていきます。

ランチ

Lunch

Lunch

ミーティング

PM クライアントミーティング

クライアントミーティング

国税庁への訪問に備えて、クライアントと事前に打ち合わせを行います。クライアントのオフィスを訪問するか当社オフィスまでお越しいただき、国税庁との議論のポイント、目標とする着地点などについて摺り合わせます。

税務当局対応

国税庁訪問

国税庁訪問

クライアントと共に国税庁を訪問。担当者とミーティングを持ち、移転価格算定についてこちらの考え方を伝えます。それに対して国税庁から様々なリクエストが出されますが、終始和やかな空気でミーティングが進められます。

タウン

帰社

帰社

国税庁を辞し、クライアントと別れてオフィスに戻ります。その後、今日のミーティングの内容についてチームのメンバーで情報を整理。今後の進め方について簡単に打ち合わせをします。

タウン

退社

退社

プロジェクトが落ち着いているときは、18時前後で退社することも珍しくありません。部署全体に、仕事は効率的に進めてなるべく早く帰ろうという意識が根づいています。

 

My Career Path at KPMG

キャリアパス

大手通信会社で法人営業や国際事業の企画を担当していた私が畑違いの税理士法人に転職することにしたのは、専門性を身につけて生きていくことに憧れたからでした。そのために米国公認会計士(USCPA)の資格を取得。国際税務に関わりたいとの思いで移転価格の業務を志望しました。KPMGを選んだのは、その移転価格の分野で先頭を行くという自負のもと、プライドを持って仕事をしている人が多いと感じたからです。
現在私はシニアです。移転価格の仕事の面白さを日々感じながら仕事に取り組んでいると同時に、その難しさも感じています。プロジェクトを進める中では上司の発言によって気付きを与えられる場面が多々あります。今後は私自身もチームやクライアントに対して気付きを与えられるよう、法律や制度に関する知識のアップデートはもちろんのこと、クライアントのビジネスに対する理解を深めたり、様々なプロジェクトを経験していきたいと思います。
国際税務の最前線で仕事をしているのですから、将来はぜひ海外の拠点で活躍することにもチャレンジしたいと思っています。

My Story with KPMG

エピソード

APAのプロジェクトは数年がかりで取り組まなくてはならない、息の長い仕事です。私は先日、複数のAPAプロジェクトについて日本の税務当局宛の申請書を提出し、現在は米国の税務当局宛ての申請書についてKPMG米国事務所と協力して準備を進めています。二国間APAの申請書は日本と相手国の税務当局の意見を踏まえつつ、将来のビジネスプランを考慮した上で納税者としての移転価格の考え方をまとめていくことになります。APAの申請書の作成と提出はプロジェクト全体で見ればスタートラインにすぎませんが、100ページ前後にもなる申請書を限られた期間の中でまとめ上げるのは大仕事であり、達成感を得ることができました。
入所当時は、申請書の作成もただ上司に言われるままに手伝っただけ。2年目以降では上司からのアドバイスや税務当局の対応を通じて、申請書にどのように情報を盛り込むべきか自分なりに咀嚼できるようになり、少しずつですが、主体的に取り組めるようになりました。
私たちの仕事は、文書で相手に説明しなければならないことが非常に多くあります。相手に誤解されたり、隙を突かれたりしないよう、ロジックを組み立て、かつ、わかりやすく表現しなくてはなりません。その文章スキルを磨く上で、上司からの指導は大きな力となりました。今回申請書をまとめることができたのも、そうした指導が支えになっています。これからもさらに経験を積むことで、説明ロジックや表現力を高めていきたいと思います。

Message for you

先輩からのメッセージ

税理士法人の中でも移転価格の分野は、ニッチな業界だと思われがちです。
しかし、この仕事は、移転価格に関する課題解決を図る中で、クライアントのビジネスを深く理解したり、経営戦略に深く関与する場面もあるという点で、ビジネス最前線での業務そのものといえます。クライアントと一緒にグローバルなビジネスを最前線で体験できる、ダイナミックな面白みにあふれている世界です。
クライアントの経営幹部にインタビューし、事業を理解するために地方の工場を訪問し、自分ならではの視点でクライアントの新たな価値を見いだしていくのは、本当にエキサイティングなことです。
ぜひ皆さんには「税金や会計の仕事は自分には無理」と決めつけないで欲しいと思います。今できることだけではなくて、これからやりたいこと、将来目指したいことも考えた上で就活してください。Look forwardで行きましょう。