スタッフインタビュー
Staff Interview
Life at KPMG~KPMGで働くということ~
村岡 怜美 Remi Muraoka
グローバルモビリティサービス
シニア
2016年入社。学生時代はマーケティングと会計を学ぶ。米国での生活やオーストラリアへの留学経験を持ち、語学力を活かしながら専門性を身につけたいとKPMGに入社。駐在員を支える仕事がしたいとグローバルモビリティサービスの業務を志望する。【インタビュー記事本文の内容は、取材当時のものです】
仕事を通じて得た専門性を発揮し、人事税務のプロとして納得と安心を提供する。
My Work at KPMG
KPMG税理士法人での仕事
日本から海外へ、あるいは海外から日本へと、国境をまたいだ人事異動は日常的に行われています。そうしたクロスボーダーの異動に伴う税務申告や社会保障、ビザなどの幅広い分野のサポートを行うのが、私の所属するグローバルモビリティサービスのミッションです。ここで私は現在、クライアントからの依頼に応じて、海外赴任あるいは帰任する従業員のための税務に関するカウンセリング業務を担当しています。
所得税の制度は国や地域によって大きく異なりますから、従業員はどのような手続きをしなくてはならないのか、二重課税などの不利益を被るのではないかといった不安を抱えています。私はそうした個別のご相談に対応し、不安を取り除くべく、クライアントの人事部門に代わって詳しい説明を行います。
個人の生活に深く関わる所得についてのご相談ですから、クライアントの方は真剣です。社命で海外に駐在したのに課税の面で不利益があってはならないし、その逆も好ましくありません。従業員の間に不公平感が生じないように配慮しながら、きめ細かな説明を心がけています。
まだ社会人経験の浅い私ですが、税についての専門知識を活かすことで、駐在員の皆さんのお役に立てていることには充実感を覚えます。「なるほど、安心しました。ありがとう」という言葉は、本当に嬉しく思います。
My Career Path at KPMG
キャリアパス
私がグローバルモビリティサービスに関心を持つようになったのは、学生時代にあるファームのインターンでこの業務を経験したことがきっかけでした。私自身が父の仕事の都合で米国に暮らした経験を持っていたことから、駐在される方を支える仕事にやりがいを感じたのです。
入社後1年目、2年目はカウンセリングに臨む先輩のサポート業務からスタートしました。なにしろ税務に関しての知識はほとんどありませんでしたから、基礎から一つずつ学んでいきました。また、確定申告書類の作成も担当。日本の申告書はもちろんのこと、米国の申告書についても作成し、徐々に専門知識を身につけていきました。
そして3年目には独り立ちし、1人のプロフェッショナルとして、クライアントの依頼に応じて税務のカウンセリング業務を担当しています。このように知識ゼロから業務経験を通じて専門性を磨くことができたと感じています。
とはいえ、まだまだ発展途上。より質の高いカウンセリングを行うためにも、さらに専門性を深めていきたいと考えています。
My Story with KPMG
エピソード
入社3年目の今年、思いがけなく自分の仕事の醍醐味を再確認する機会に出会えました。KPMGのアジア・パシフィックに所在する各ファームからグローバルモビリティサービスに取り組むメンバーがベトナムで一堂に会するという研修に参加することができたのです。
所得税に関する税制は国や地域によって大きく異なるので、私も申告書作成業務やカウンセリング業務に関連して各国のKPMGのメンバーに現地の税制について問合せを行っています。この研修では、普段はメールを介してやりとりしているメンバーと初めて顔を合わせてコミュニケーションをすることができました。
海外の仲間はそれぞれの国の税制のポイントを紹介し、私も日本の所得税法のポイントについて説明するなど、とても有意義な情報交換ができました。何よりも海外の仲間が国境を越えて同じ業務に取り組むことで、KPMGのブランドにふさわしいサービスを支えているということに感銘を受け、私もその一員にふさわしい力を身につけるべく、自分を磨いていかなければと気持ちを新たにしました。
Message for You
先輩からのメッセージ
KPMGの1番の魅力とは、やはり人材育成に力を入れていることではないでしようか。例えば語学に関して、私はカナダでの語学留学の機会をいただきました。普段から業務で英語を使用しているため、「あえて語学留学へ行く必要はない」と判断されるかと思ったのですが、それでも喜んで私をカナダへ送り出してくれたのです。本人が望めば学びの機会を積極的に提供してくれる風土は、素晴らしいと思います。
また、ワークライフバランスも充実しており、繁忙期を外せば長期の休暇も取りやすいと思います。私も長期の連休を使って海外旅行を楽しみました。長い休みでリフレッシュして仕事の活力を得るという、オンとオフのバランスのよさもKPMGの魅力の1つです。
My Day at KPMG
ある1日のながれ
出社時
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8:00
コロナ禍では時差通勤も可能なので、通勤ラッシュの時間をさけて通勤することもできます。
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9:00
出社してすぐにメールチェック。
時差の関係で夜のうちに海外からメールが届いているので、一通り目を通して至急対応すべき案件がないかを確認します。 -
9:30
当日および翌日以降のタスク、スケジュールを確認します。
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10:00
部下からの進捗報告を確認し、対応を指示したり、資料をレビューしたりします。午前中に進捗確認をすると、すぐに対応してくださる優秀な方が多いので、午後にはさらに次のステップまで進められます。
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11:00
クライアントからの問合せへの回答や、依頼された計算を行ったり、アドバイス資料の作成などを行います。急ぎのタスクはできるだけ午前中に終わらせることを心がけています。
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12:00
昼食。持参したお弁当を食べたり、同僚と近くのレストランにランチに行くことが多いです。
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13:00
クライアントとのミーティング。
プロジェクトのチームメンバーとともに、クライアントへ日本の所得税法のポイントや計算の根拠について説明したり、プレゼンテーションをしたりします。 -
16:00
海外のKPMGのメンバーと、メールで情報提供を依頼したり、特定のケースについて日本と海外での取扱いをどのように解決するか相談したりします。時差のおかげで、翌朝出社した際にはすでに返事が届いている場合も多く、非常に効率が良いです。
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17:00
翌日に対応すべきタスクを再確認して退社。
在宅勤務時
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7:00
起床して、朝食。
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8:00
海外のプロジェクトメンバーとオンラインミーティング。
基本は9時から業務開始ですが、時差がある海外とのミーティングで調整が難しい場合は、稀に9時前から仕事をすることもあります。在宅勤務の場合は調整がしやすいので、非常にありがたいです。 -
9:00
出勤時と同様、メールチェックをして、急ぎの対応が必要なものがないかを、まずは確認します。当日および翌日以降のタスク、スケジュールをチェック。
その後、クライアントからの質問などに対し、メールで回答します。 -
10:00
部下からの進捗報告を確認し、対応を指示したり、資料をレビューしたりします。午前中に進捗確認をすると、すぐに対応してくださる優秀な方が多いので、午後にはさらに次のステップまで進められます。急ぎのタスクはできるだけ午前中に終わらせることを心がけています。
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11:00
クライアントからの問合せへの回答や、依頼された計算を行ったり、アドバイス資料の作成などを行います。集中して資料作成を行います。オフィスよりも自宅の方が静かなので、資料作成などは自宅の方が捗ると感じています。
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12:00
昼食。
在宅勤務時は短時間で料理したり、同僚と電話したり、リラックスしてゆっくり過ごすことが多いです。 -
13:00
上司とのオンラインミーティング。
対応を指示していただいたり、作成した資料をレビューしていただいたり、プロジェクトの進捗や進め方を相談をします。 -
15:00
続いて、社内オンラインミーティング。
プロジェクトのチームメンバーと、新たにスタートするプロジェクトについて、今後の展開と戦略についてアイデアを出し合います。 -
16:00
海外のKPMGのメンバーと、メールで情報提供を依頼したり、特定のケースについて日本と海外での取扱いをどのように解決するか相談したりします。時差のおかげで、翌朝出社した際にはすでに返事が届いている場合も多く、非常に効率が良いです。
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17:00
翌日の予定を確認し、1日の業務を終えます。
文中の記載内容はすべて取材当時のものです。