スタッフインタビュー
Staff Interview


Life at KPMG~KPMGで働くということ~
池田 望 Nozomu Ikeda
国際税務サービス(金融機関/テクノロジー企業関連)
シニアマネージャー
税理士
2011年入社。学生時代はテニスサークルに所属。現在はクライアントのバスケットチームに参加して、汗を流している。家族は妻と、生まれたばかりの息子。忙しいながらも、子どもとの触れ合いを大切にしている。【インタビュー記事本文の内容は、取材当時のものです】
複雑かつ最先端の税制を扱う醍醐味。確かな成長を実感できる環境がある。
My Work at KPMG
KPMG税理士法人での仕事
私はFinTech、つまりファイナンスとテクノロジー領域のクライアントをメインとするグループに所属し、その申告書作成業務やコンサルティング業務を担当しています。担当クライアントは年間30社ほどで、ファイナンス領域では、都市銀行や地方銀行、証券会社、クレジットカード会社、投資顧問会社などが主です。テクノロジーの領域ではゲーム会社やゲームの配信を行うプラットフォーマー、ソフトウェア開発会社なども私の担当です。航空業や電気通信事業などファイナンスおよびテクノロジー領域以外のその他の領域も担当としてあります。
金融業界のビジネスは複雑ですが、申告書の作成に携わっていると、その複雑なビジネスモデルが次第にほぐれていき、仕組みがはっきりと見えてくるような面白さが味わえます。例えばクレジットカードは、私自身も日常的に利用していますが、申告書作成業務を通じて、通常では見えないお金の流れを見ることができます。税に精通しているクライアントの担当者も多く、我々に対する期待もかなりシビアですから、常に成長しなくてはならないという意識が不可欠です。そんなクライアントに対するKPMGの強みは、さまざまな金融機関の税務に携わっているということ。ある銀行で税務上の新たな課題が見つかったら、同じことが他の銀行でも起きている可能性がありますから、その情報を先回りして提供すればリスクが回避できます。このようにさまざまな案件を扱うKPMGだからこそできる貢献があると思います。
また、コンサルティング業務については、最近はM&A案件が多く、クライアントの経営陣や経営企画部など中枢部の方々と接する機会があります。ダイナミックに変化していくビジネスの最前線で経営に携わっている方々の息づかいを間近で感じられることは、大きな刺激になります。
My Career Path at KPMG
キャリアパス
税理士を目指すことにしたのは大学3年の時。自分の強みとなるような資格を取りたいと考えたのです。KPMGに入社したのは、やはり国際税務に携われること、上場企業など大手のクライアントを担当できることに惹かれたからでした。今は英語力をもっと磨きたいと思っており、近々、短期語学留学制度を利用して2週間、イギリスで学んでくる予定です。
今後の目標は、30代前半でマネージャーになることです。シニアが現場の管理職だとすれば、マネージャーは営業も含めた部署全体の管理職。税務だけでなく、クライアントのビジネスに精通することでより価値あるサービスを提案することが求められます。
そうしたミクロな視点でのアプローチに加え、マクロな視点で経済を見る目も身につけることで、クライアントが期待する以上の提案ができるようになりたいと思います。

My Story with KPMG
エピソード
以前、ある大きな金融機関の連結納税および組織再編(M&A)のアドバイザリー業務に携わりました。クライアントの経営管理部と共に1年がかりで取り組んだ仕事でした。
その過程ではミーティングのたびに資料を用意してプレゼンテーションするということの繰り返しでしたが、クライアントに提出する前には、当然、マネージャー、パートナーのレビューを受けなくてはなりません。何案もの書類を作成し、レビューを受け指摘および修正されて、書類をつくり直すという繰り返しでした。非常にハードな仕事ではありましたが、おかげで連結納税およびM&A業務の知識を吸収することができました。
このプロジェクトが終了した際、1年間の記録と共に今後の展望について冊子にまとめ、クライアントに提出しました。そこに提言として書かれてあることが、今、実際に事業として展開されており、M&Aのアドバイザリーとしての仕事の醍醐味を改めて感じています。
Message for You
先輩からのメッセージ
私がKPMGを選んだのは、上場企業、国際的な有名企業をクライアントに持つことに惹かれたからでした。実際、KPMGの税理士として仕事をすることで、若いうちから大企業の経営幹部の方々と一緒のミーティング等に参加することができます。同時にさまざまな階層の方々とも言葉を交わすことができます。こうした経験は社会人として得難いもので、KPMGに所属しているからこそできることだと感じています。
また、最近特に強く感じるのは、KPMGの“勢い”です。非常にアグレッシブな雰囲気が漂っており、それはKPMG税理士法人が、より大きな成長を目指して攻めに出ているからだと思います。もちろん今でもKPMGはBig4の一角を占める大きなファームですが、さらに飛躍を続けていくことでしょう。これから自分を大きく成長させたいと考えている方にとっては、とても素晴らしい舞台ではないでしょうか。
My Day at KPMG
ある1日のながれ
出社時
-
9:30
出社してメールを確認し、早急に対応すべきこと、クライアントとコミュニケーションを取る必要があるものがないかを確認します。
-
10:00
クライアントとのミーティング。
アドバイザリーを行っている案件の進捗状況、こちらから提示すべき次のタスクや、重要性が高いものの対応整理など、1~2時間程度、話し合いを行います。ミーティングは、オンライン、対面の両方のケースがあり、クライアントのご要望に応じて対応しています。 -
12:00
お昼に行く前に、ミーティング中に来たメールの確認、電話確認を行い、電話は直ぐに折り返しをして、クライアントとコミュニケーションを取るようにします。メールは、優先度合いを確認し、直ぐに対応すべきこと、お昼後に対応すべきことなど、自分のタスク整理を行います。
-
13:00
在宅勤務と出社がミックスとなったため、同僚や仲の良い先輩が出社していれば、一緒にランチに行くこともありますが、お弁当を買ってデスクでニュースを読みながら食べることが多いです。
-
13:30
お昼前に整理していたやるべきタスクを早急に対応した後、午後のミーティングに備えます。
-
14:00
社内ミーティングやクライアントとのミーティングを行います。社内ミーティングでは、進捗確認や次のミーティングに向けてのタスク整理、事前に検討しておくべき重要な事項の洗い出し、税務論点の内容確認などを行います。クライアントとのミーティングは、午前中と同様の内容を行います。マネージャーは複数の案件を対応するため、クライアントごとの内容をしっかりと整理する必要があります。
-
19:00
クライアントへのアドバイスに係る報告書、提案書、契約書、見積書、請求書などの作成、税務申告書のレビューを行います。クライアントや社内でのコミュニケーションが一通り終わり、緊急対応が必要でない限りは、自分の席での作業を進めます。もちろん、この間にも電話やメールが来ますので、そちらもあわせて対応します。
-
21:00
帰宅前に次の日のミーティングの内容、翌日に行うべきタスクの管理・作成を行います。この作業を行うことで、次の日の朝からの業務がスムーズに進められますのでとても効果的です。
-
22:00
退社。
基本的に真っ直ぐ帰宅しますが、たまには同僚や後輩と飲みに行くこともあります。
在宅勤務時
-
7:30
起床して、朝食前にメールを確認します。出勤時と同様に急ぎのものがないかの確認と、午前中にやるべき作業を確認します。
-
8:30
家族で朝食を取り、子供を幼稚園へ送り出します。
-
9:30
クライアントとのミーティング。
アドバイザリーを行っている案件の進捗状況、こちらから提示すべき次のタスクや、重要性が高いものの対応整理など、1~2時間程度、話し合いを行います。ミーティングは、オンラインで開催します。 -
12:30
昼食。
家に妻と下の子供がいるので、一緒に食べることもありますが、自宅に仕事部屋がありますので、ニュースを読みながらデスクで食べることが多いです。 -
13:00
社内ミーティングやクライアントとのミーティングを行います。社内ミーティングでは、進捗確認や次のミーティングに向けてのタスク整理、事前に検討しておくべき重要な事項の洗い出し、税務論点の内容確認などを行います。クライアントとのミーティングは、午前中と同様の内容を行います。マネージャーは複数の案件を対応するため、クライアントごとの内容をしっかりと整理する必要があります。
-
18:00
子供が習い事から帰宅する時間なので、一旦、仕事を中断し、迎えに行きます。帰宅後に、そのまま一緒にお風呂に入り、夕食を食べます。在宅勤務になってから、子供と触れ合う時間が取れるようになったので、嬉しい限りです。
-
20:00
夕食を終えた後に、次の日のミーティングの準備や、現状のアドバイス業務におけるチームの進捗状況の確認をします。また、自分自身が担当するアドバイス業務の報告書作成やレビュー、税務申告書のレビューも行います。在宅勤務の際は、移動時間もなく、集中して夜でも作業が出来るので、仕事がはかどります。
急ぎのメールを送付した後に、次の日の朝からの予定を確認し、1日を終えます。
文中の記載内容はすべて取材当時のものです。