スタッフインタビュー

Staff Interview

KPMG税理士法人 KPMG税理士法人

Life at KPMG~KPMGで働くということ~

イアン デイ Ian Day

国際税務サービス(金融機関/テクノロジー企業関連)
シニア

2019年入社。米国出身。高校時代に日本を訪れ、神社などの木造建築の美しさや、自然に敬意を払う文化に惹かれて日本に興味を持つ。現在の趣味はボルダリングで、平日の仕事終わりや休日など、週に3日ペースでジムに通っている。岩場まで登りに行くことも多い。

英語と日本語の語学力を活かし、米国での税務申告を幅広くサポートする。

My Work at KPMG

KPMG税理士法人での仕事

私は、金融機関とテクノロジー領域のクライアントを担当するグループ内のUSチームに所属し、クライアントが米国で税務申告を行う際のサポートを行っています。クライアントの多くは日系企業であり担当者の方も日本人ですが、一方で、米国で申告する際の税制や手続きなども理解する必要があるため、日本語と英語の両方が求められる仕事です。
私はアセットマネジメントから地方銀行まで、多くのクライアントの幅広い内容の申告に携わっているのですが、米国の税務申告には独特な点があります。一例としては、米国源泉徴収に係るQI(適格仲介人)制度というものがあり、日本の金融機関に米国の源泉の定期定額所得を受領する顧客がいる場合、アメリカ合衆国内国歳入庁とQI契約を結んで代理で報告する必要があります。KPMG税理士法人は、そうした金融機関のクライアントに対するQIサービスも提供しています。新型コロナウイルスの感染拡大以前は、QI制度導入にあたって日本のクライアントに出張する機会もあり、クライアントと直接信頼関係を築いていける点にもやりがいを感じられます。
また、私はUSチーム以外のチームからの依頼を受けて、海外の税制の調査や、海外の企業への説明、翻訳作業などを行うこともあります。幅広い業務を経験できるのは、KPMG税理士法人で働く魅力でもあります。

My Career Path at KPMG

キャリアパス

私は米国のジョージ・ワシントン大学で国際ビジネスとファイナンスを専攻し、副専攻で日本語を学びました。しかしそれだけでは、日本語を流暢に話したり、日本語の本を読むのは難しいため、より日本語力を伸ばすために訪日し、ALTとして2年間、国際交流員として1年間働きました。Big4の1つであるKPMGのことはもちろん知っていましたが、就職先として真剣に考えるようになったのは日本国内の就職イベントでKPMG税理士法人のブースを訪れてからです。日本語も英語も使うことができ、大学で専攻した学問も活かせることから入社を決めました。
税務知識については入社後の研修で学び、その後は実際の申告業務や翻訳を通じて必要な知識を習得していきました。穏やかで優しい職員が多い環境で、気軽にコミュニケーションを取りやすいのも成長の助けになりました。現在のチームで学ぶべきことはまだたくさんあるため、仕事を通じて知識を増やしていき、ゆくゆくはUSCPAの資格も取得したいと考えています。

KPMG税理士法人
My Story with KPMG

エピソード

北欧のテクノロジー系企業を担当したプロジェクトが印象に残っています。クライアントはスマートフォンアプリを日本で展開していたのですが、デジタル所得の消費税を日本で申告する必要があり、KPMG税理士法人に相談が寄せられました。さらに、同時に日本のクライアントは別のアプリを日本以外の国でも広く公開したいと考えていたため、私は海外のKPMGにもレポートを依頼し、さまざまな国において考えられる税務上の課題をまとめた報告書を作成しました。
国によって税制が違うのはもちろんのこと、商慣習も異なる場合があります。そのプロジェクトでは中東のKPMGにもレポートを依頼したのですが、そこでは税法上と実務面での対応が異なるなど、現地の人でなければ分からない独特な情報を収集することができました。こうしたグローバルネットワークを活かしたサービスの提供は、KPMG税理士法人だから実現できることだと思います。また、いろいろな国の実態を知ることができたのは、個人的にも興味深い経験でした。

Message for You

先輩からのメッセージ

KPMG税理士法人の魅力は、やはりグローバルのネットワークを持つコンサルティンググループであることです。これほど多くの国に関わりながら仕事ができる環境は、他にあまり例がありません。一方、穏やかで話しやすい人が多いことも魅力で、外国籍であっても安心して働ける環境だと感じています。
日本語と英語の両方を使い、クライアントのビジネスに深く関わる仕事がしたいなら、KPMG税理士法人は最適な環境です。入社前の時点では税務について詳しくなくても、あるいは語学力に自信がなくても、選択肢から外さないでください。私のように入社後に仕事をしながら税務を学ぶこともできます。今後、外国籍の職員もさらに増えていく予定です。ぜひ安心してチャレンジしてください。

My Day at KPMG

ある1日のながれ

出社時
  • 9:30

    出社してすぐにメールを確認し、当日および翌日以降のタスク・スケジュールをチェック。
    時差の関係で夜のうちに海外からメールが届いているので、一通り目を通して至急対応すべき案件がないかを確認します。

  • 10:00

    急ぎの翻訳、調査、資料作成の業務をまず終わらせます。

  • 11:45

    同僚と一緒にランチに行きます。

  • 13:00

    課税関係などを調査し、英文による税務意見書のドラフトを作成します。終わり次第、上司のレビューを受けます。

  • 16:00

    特に緊急の案件がない場合は、KPMGが用意している研修動画を見たり、税制に関する記事を読んだりして、勉強することもあります。

  • 17:00

    クライアントの海外子会社に対して、英語でKPMGのツールの説明を行います。

  • 17:30

    ミーティングが終わり次第、退勤。

在宅勤務時
  • 9:30

    まずはメールチェックし、時差の関係で夜のうちに海外からメールが届いているので、一通り目を通して至急対応すべき案件がないかを確認します。

  • 10:00

    日本のクライアント向けに、海外のKPMG事務所から届いた海外の税制に関する調査などを和訳し、報告します。

  • 12:00

    昼食。
    一人暮らしなので、近所の新しい店を開拓するか、自宅でネットを見ながらのランチとなります。

  • 13:00

    急ぎの案件がなければ、米国関連業務の資料(FATCA、源泉徴収申告書など)を作成します。静かなBGMを流すとモチベーションも上がるので、資料作成などは自宅の方が捗ると感じています。

  • 15:30

    上司からの海外の税制についての調査依頼に対し、英文の資料を調べて報告します。

  • 16:30

    海外のプロジェクトメンバーとのオンラインミーティング。
    通訳や、日本の税制について説明します。海外のプロジェクトチームが欧州ではなく米国の場合は、時差の関係でもっと遅い時間になります。

  • 17:30

    ミーティングを終えて業務終了。
    終業後はボルダリングジムに通います。

文中の記載内容はすべて取材当時のものです。

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