スタッフインタビュー
Staff Interview
Life at KPMG~KPMGで働くということ~
木村 佳菜美 Kanami Kimura
中堅企業・医療法人向け税務サービス
シニア
税理士
2013年入社。実家が事業を営んでおり、その経営者である父をサポートしたいとの思いから税理士を志すようになる。休日は夫婦で買い物に出かけたり、ジムで日頃の運動不足を補ったりしている。【インタビュー記事本文の内容は、取材当時のものです】
中小企業経営者のナビゲーターとして、法人・個人をゼネラルにサポートする。
My Work at KPMG
KPMG税理士法人での仕事
Big4の一角であるKPMGは大企業をクライアントとするというイメージが強いかもしれませんが、私の所属する部署では主として中小企業をクライアントとしています。私も個人経営の事務所から従業員数十名の企業などを担当しており、業種は製造業やクリニック、薬局などさまざまです。巡回監査や記帳代行、給与計算など幅広い業務を行っており、経営者個人の申告業務を手がけることもあります。さらには経営者から経営戦略についての相談を受けることもありますし、最近では事業承継に関する相談が目立ちます。経営者の代替えに伴う税務リスクを最小化するための株価対策など、税理士ならではのアドバイスを求められる機会は多いです。
現在担当しているのは約20社。業種が多様であることに加え、税務以外の相談を持ちかけられることも珍しくないので、幅広い知識が求められます。巡回監査では従業員の方から面と向かって「先生」と呼ばれることが多く、そうした呼びかけにふさわしい質の高い仕事をしなければならないと気を引き締めています。
My Career Path at KPMG
キャリアパス
KPMGには新卒で入社しました。KPMGを選んだのは、仕事量が多く、短期間で成長できる環境があると聞いたからです。特に若いときほど多くのことを吸収できる環境がいいと思ったので、迷わず飛び込みました。
最初に配属された部署は、主にグローバル企業の税務を担うインターナショナルコーポレートタックスです。ここでは海外の法人の申告書作成業務を担当。英語を使う機会も多く、大企業ならではのプレッシャーのなか、税理士としての基礎を磨くことができました。
そして入社3年目に、マネージャーとの面談で異動希望を申告できる制度を利用し、自ら望んでAMSに異動しました。税理士を志した原点が自営業の父の力になりたいという思いにあったように、より経営者の身近なところで役に立ちたいとの考えから中小企業をクライアントに持ちたいと思ったのです。
AMS/MSの魅力は中小企業の経営者に寄り添うように仕事ができることです。法人だけでなく経営者個人の相談も多く、今後は資産税の業務にも積極的に取り組んでいきたいと思います。 将来は実家の事業をサポートするかどうか、決めかねていますが、できるだけ長くKPMGの環境のなかで仕事をしていくつもりです。昨年結婚したばかりで、今後、さまざまなライフイベントにも直面することでしょう。女性の先輩の姿に学びながら、私もこの仕事を一生続けていきたいと考えています。
My Story with KPMG
エピソード
中小企業の経営者には自ら起業し、苦労して会社を維持している方が珍しくありません。そうした方の目に私のような若い税理士が“若輩者”と映るのは仕方のないことでしょう。実際、初対面の際に「この税理士で大丈夫か」という顔をされることは、よくあります。さらに業務を担当するようになっても、しばらくは私宛に質問がくるのではなく、上司に問合せの電話がかかってくることもあります。頼りないと思われているのかもしれません。
そうしたなかで徐々に信頼を勝ち得ていくのも、税理士としての腕の見せ所でもあるのです。
どんな質問が来ても即答できるように常に知識はアップデートしておく、質問にはできるだけ早く答えを返す、といったことを心がけていると、次第に経営者の方が私を見る目も変わってくるのがわかり、信頼されてきたという実感が得られます。特に質問されそうなことを予測し、先回りして情報を提供すると、コミュニケーションもぐっとスムーズにいくようになります。
「もっとほかのスキームはないだろうか」と、一歩突っ込んだ質問が寄せられるようになると、信頼されるようになったと感じて、嬉しくなります。
Message for You
先輩からのメッセージ
職業的な専門性を活かすことで経営者の力になれる税理士という仕事は、本当にやりがいのある職業だと思います。KPMGは税理士として特に優れた人材がそろっており、そうした上司の下で働くことで、非常に速い成長が可能です。
また、経営者の方々はKPMGというブランドに圧倒的な信頼を寄せており、私たちに対してブランドにふさわしいクオリティの仕事を当然のように求めてきます。それはプレッシャーには違いないですが、その要求に応えることで自分も成長でき、KPMGの一員としての誇りも実感できるのです。これはKPMGならではの、働く魅力ではないでしょうか。
こうしたブランドの魅力は、逆に言えば、これから就職または転職しようと考えている方にとっては“敷居の高さ”と見えるかもしれません。しかし、不安はいらないと思います。しっかりした研修に加え、面倒見のよい上司が待っていますので、臆することなくチャレンジしていただきたいと思います。
My Day at KPMG
ある1日のながれ
出社時
-
9:00
朝一番でメールのチェック。
クライアントからの質問に対応。速やかに、かつ正確に回答するよう心がけています。
時にはチームのマネージャーに相談しつつ、クライアントの質問に対応しています。 -
10:00
記帳代行業務またはクライアントが記帳したものをチェック。
書面で資料のやり取りをしている場合など、在宅勤務では対応が難しいものについては出社して作業します。 -
13:00
税務申告書類の作成やクライアント訪問など。
現在は時短勤務のため、社内業務を増やしてもらっており、クライアントを訪問する機会は減っています。基本的には社内で資料を検討し、疑問点をクライアントに電話やメールで確認して作業を進めます。
もちろん、クライアントとのミーティングがある場合には訪問します。 -
16:00
時短勤務のため、退社。
在宅勤務時
-
9:00
朝一番でメールのチェック。
クライアントからの質問に対応。速やかに、かつ正確に回答するよう心がけています。
時にはチームのマネージャーに相談しつつ、クライアントの質問に対応しています。 -
10:00
記帳代行業務またはクライアントが記帳したものをチェック。
疑問点をまとめ、クライアントに電話やメールで確認を取ります。資料が電子化されていることが増えてきており、在宅で記帳のチェックをすることが可能になってきました。 -
13:00
税務申告書類の作成。
申告資料は、クライアントに作成いただく場合や弊社にて作成する場合など、さまざまです。普段から記帳代行をしているクライアントは申告資料を私たちで作成する場合が多いです。期中に税務上問題となる論点はないかなどを検討し、適正な処理をするよう心がけています。 -
16:00
時短勤務のため、業務終了。
文中の記載内容はすべて取材当時のものです。