スタッフインタビュー
Staff Interview
Life at KPMG~KPMGで働くということ~
ジュリアナ ケレハー Julianna Keleher
アカウンティングアウトソーシングサービス
シニア
米国公認会計士
2019年入社。米国コロラド州出身。大学でビジネスと会計を学び、米国の会計事務所で1年半勤務。USCPA(米国公認会計士)の資格を取得。その後、国際交流員として鳥取県の湯梨浜町に5年間勤務する。任期満了後、KPMG税理士法人に入社。さまざまな教室や体験レッスンなどに参加することが好きで、バドミントンの社会人サークルに所属している。
外資系企業が日本市場の開拓に集中できるようアウトソーシングで管理業務を支える。
My Work at KPMG
KPMG税理士法人での仕事
外資系クライアントに対する、支払代行や会計記帳、法人税・消費税・固定資産税申告書の作成業務といった、アウトソーシングサービスを担当しています。私は約10社のクライアントを担当しており、提供しているサービスはクライアントによって異なります。月次作業や支払代行サービスを行っているアサインもあれば、申告書作成の業務のみを担っているアサインもあります。
KPMG税理士法人のアウトソーシングサービスの提供先クライアントは、日本に進出する外資系企業が中心です。日本に進出して間もない外資系企業が経理や人事などの管理部門にリソースを割くことは難しいため、私たちがアウトソーシングサービスを提供することで、日本市場の開拓という本来の目的にリソースを集中できるというメリットがあります。また、クライアントは本国のKPMGからサービスを受けていることも多く、日本でもシームレスにサービスを提供できるのはKPMG税理士法人の強みです。
私はUSCPAの資格は持っているものの、日本の会計基準や税制に関する知識はまだ浅いと感じています。また、多種多様なクライアントのビジネスについて理解し、日本語でリサーチするのも大変ですが、裏を返せば新しいことを学べる機会が多いということでもあり、面白みを感じる点でもあります。
My Career Path at KPMG
キャリアパス
私は入社前の5年間は国際交流員として働いていたので、会計業務についてはブランクがありました。もちろん、日本の会計基準や税制にも詳しくありませんでした。それでもKPMG税理士法人に入社しようと思った理由の一つは、充実した研修制度があったからです。日本の会計基準に関する研修を受け、日本語での会計用語も徐々に学ぶことができました。初めて法人税の申告書を作成した際には、日本語の堅い文章を目にして諦めそうになりましたが(笑)、今では無事に業務を行えるようになりました。また、先輩やメンターの存在も大きく、細かいことも気軽に聞けたのはありがたかったです。
入社から1年後にシニアに昇格し、知識やスキルの向上はもちろん、プロフェッショナルとしての意識も以前よりも高まっています。今後はより一層の税務知識を身につけて、クライアントからはもちろん、周囲の仲間たちからも信頼されるプロフェショナルになりたいと考えています。私は笑い声が絶えない今の部署が大好きで、本当に恵まれていると感じているので、これからもアウトソーシングサービスの仕事を続けていきたいですね。
My Story with KPMG
エピソード
私自身の経験が浅かったこともあり、入社してすぐにアサインされたプロジェクトが印象に残っています。私が担当したクライアントは日本に進出した直後で、銀行口座やクレジッドカードの開設などの段階から月次レポートを作成し、本社に提出するまでのプロセスに関わりました。私たちが提供しているサービスや業務の流れに対する理解を深めることができて、とてもいい経験でした。クライアントとの関係性も徐々に構築できて、クライアントからの問い合わせにも答えられるになりましたので、その経験を通じてプロフェッショナルとしての自信も少し持てるようになりました。
また、大変だったプロジェクトも印象に残っています。例えば、あるクライアントのオフィス移転を担当した際、固定資産の建設仮勘定を振り替える時にオーバーヘッドのアロケーション計算を行う必要があり、初めての経験で量も多く、その細かい配賦処理が大変でしたが、先輩がサポートしてくださったおかげで無事に終えることができました。
一方で、さまざまなプロジェクトにアサインされるため、各クライアントのビジネスを理解し、業務の流れや使用するアプリケーションなどに慣れるまでに、時間がかかったこともありました。
大変なことも多い仕事ですが、自分自身の成長を実感したり、感謝の言葉をいただけたり、私に相談していただけるとやりがいを感じられます。
Message for You
先輩からのメッセージ
KPMG税理士法人は、新卒からキャリアをスタートするのに最適な場所だと思います。早く成長することができ、世界的に知られているグループでクライアントからの信頼も厚いというメリットもあります。働くうえでは自分に合った風土であることも大切ですが、KPMG税理士法人は雰囲気も和やかで、その一方でプロフェッショナルとしての責任感も養える場所です。働き方の自由度も高いので、主体的にタイムマネジメントしながら行動できる人であれば、(繫忙期以外は)プライベートとのバランスも取りやすいと思います。
私自身、KPMG税理士法人で働いていることをとても誇りに思っています。仕事を通じて身につけられる知識やスキルは、あなたにとって大切な財産になります。自信を持っておすすめできる会社ですよ。
My Day at KPMG
ある1日のながれ
出社時
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8:30
出勤。
9時から業務をスタートできるように意識しています。
マネージャーの承認を得られれば、オフィスで仕事をするか自宅で仕事をするかは自由です。 -
9:00
業務開始。
メールをチェックし、至急対応すべき案件があれば対応。スケジュールやその日のタスクリストを確認します。
最近オフィスが改装されて、明るくておしゃれな空間になったので、オフィスで仕事するのも結構好きです。フリーアドレスなので席も自由。ボタン一つでスタンディングデスクにも変えられ、複数のモニターが設置されているので、自分にあった環境が作れます。また、同僚に会うのも大きな楽しみの一つ。 -
9:15
まずは、出勤時にしかできないこと(押印・郵送など)を優先的に行います。
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10:00
その後は、すぐに完了できる業務を先に終わらせるようにしています。
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11:00
当日にレビューを依頼したい資料の作成があれば、午前中に終わらせます。
一方で、私のレビューをスタッフが待っているものがあれば、それもなるべく早く対応するように心がけています。 -
13:00
ランチ。
同僚とランチに行くこともあります。 -
14:00
スタッフが午前中に作成したレポートや支払データのレビュー作業を行います。
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14:30
ミーティングは、個室のミーティングルームで行います。しっかりメモを取るように心がけています。
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15:30
残っている業務に取り掛かります。できるだけ前倒しで終わらせるように努めています。
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17:30
翌日のタスクリストを確認し、切りのいいところで業務終了。残業して頑張る姿をアピールする必要など一切ありません。
帰宅して荷物を下ろした後で、出かける日もあります。
在宅勤務時
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8:30
通勤時間がない分、朝はゆっくりできます。
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9:00
コーヒーを飲みながらメールをチェック。至急対応すべき案件があれば対応。スケジュールやその日のタスクリストを確認します。
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9:15
すぐに完了できる業務から先に終わらせます。そうすることで、時間がかかる大きなタスクに集中できますし、仕事が溜まっていきません。
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10:45
クライアントからの問い合わせに対し、調査して回答します。必要に応じてマネージャーとも相談します。
信頼関係が大切なので、クライアントへの返答を後回しにしないように心がけています。 -
11:30
当日にレビューを依頼したい資料の作成があれば、午前中に終わらせます。
一方で、私のレビューをスタッフが待っているものがあれば、それもなるべく早く対応するように心がけています。 -
13:00
ランチ。
昼休憩中に散歩するようにしています。 -
14:00
スタッフが午前中に作成したレポートや支払データのレビュー作業を行います。
シニアなので、業務の進捗状況などを把握・管理することも求められるため、チーム内のコミュニケーションを積極的に取るように心がけています。リモートになってからは、その必要性をさらに痛感。必要に応じてスタッフに業務内容を説明したり、締切日が近づいたらリマインドしたりするようにしています。 -
15:30
担当業務を進めます。わからないことがあれば、事前にリサーチした上で、マネージャーや他のシニアと相談します。
その間にも、メールは随時チェック。急ぎの案件にも対応します。 -
18:30
私の部署は外資系クライアントが多く、メインコンタクトも海外が多いので、依頼事項や確認したい資料・情報があれば、時差を考慮してコミュニケーションを図る必要があります。
そのため、業務終了間際まで依頼メールを送る事も多いです。余裕を持って、早めの依頼・リマインドをするようにしています。 -
17:00
翌日のタスクリストを確認し、業務終了。
月次決算や繫忙期は遅くまで仕事をすることもありますが、定時に終えられる日も少なくありません。ワークライフバランスは取れていると感じています。
文中の記載内容はすべて取材当時のものです。